今回はMITSUBISHI PENCIL uniから発売されているクルトガ ADVANCEアップグレードのレビュー記事となります。
忙しい人向け 二言でわかる解説
芯がトガり続けて折れにくい!
デザインも良い!
クルトガ ADVANCEアップグレードモデルとは
クルトガ アドバンス アップグレードモデルは、文字を書くにつれてペン先が少しずつ回り、常に尖った芯先で変わらない太さ、濃さで書くことができるシャープペン、クルトガシリーズの高級モデルシャープペンです。クルトガの名前の由来は「クルっと回ってトガった芯をキープ」できることからきています。
クルトガ ADVANCEアップグレードモデルの詳細なデータ
長さ:14.1cm(軸径1.07cm)
重量:15.9g
サイズ:0.5mm芯
カラー:
□ホワイト
■ネイビー
■レッド
■ガンメタリック
■オレンジB(限定色)
■ティールグリーンB(限定色)
本体価格:1000円+税
推奨替え芯:ユニ0.5-203(20本入り)
替え芯ケースカラー:ピンク/ブラック/ブルー
替え芯価格:200円+税
クルトガ ADVANCEアップグレードモデルの公式HP:https://www.mpuni.co.jp/products/mechanical_pencils/sharp_pen/advance/advance2001.html
MITSUBISHI PENCIL uniの公式HP:https://www.mpuni.co.jp
使用感
ノック感
ノック時には、「カチカチ」といった音が鳴ります。音は大きめです。
よく見ないと気づきませんが、ノック部分(消しゴムカバー)の頂点部分にも後述するアップグレードモデル特有のパンチンググリップと同じようにパンチ孔(穴)が5個空けられています。これにより指をひっかけやすくなっています。
ノック部分近くのクリップ部分ですが、同様の金属パーツですが、かなりしっかり固まっているため、クリップ機能はあまり使いやすいとは言えないと思います。クリップの太さに緩急があり、デザイン性は高く格好良いです。
グリップ感
クルトガシリーズは大きく分けると、普通のクルトガとクルトガアドバンスに分かれます。そこからさらに、クルトガの高級モデル、ハイグレードモデル、パイプスライドモデルが存在します。そして、クルトガアドバンスは通常モデルとアップグレードモデルが存在します。その通常モデルとの違いが、このグリップ部分になっています。
グリップ部分は、パンチンググリップといわれており、金属製のパンチ孔が7個×18列空いていることにより指を引っ掛けやすく滑り止めの機能を果たしています。ペン先とグリップ部分の間の境目を同じ高さに設計されているため、段差に指をひっかけて使用している方にとっては慣れないうちは違和感があるかもしれません。ですが、本体の金属部分が滑らかにサラサラした触り心地であり、低重心設計も相まってしっかりした重量の割りに軽く扱うことができます。このパンチンググリップが採用されたことにより、従来のクルトガエンジンの内部機構がクリアカラーのグリップにより透けて見えていた点が変更されています。アップグレードモデルは全体を通してプラスチックパーツが見えないため、社会人向けのビジネス面でも活躍させることができそうです。
芯の折れにくさ
折れにくいです。尖ったまま使用できるため、筆記時に変なストレスを感じずに使えます。
筆圧が強くない自分としては、尖り続けていることも勿論ありがたいのですが、それ以上に、意識しなくても同じ濃さで使い続けることができる点が重宝しました。
個人的に少し残念に感じたのは、収納時にペン先の芯が出る筒部分(銀色部分)が固定されておらず、収納時に引っ込むように設計されている点です。これはクルトガアドバンスの特徴として採用されているスライドパイプ機構というものです。これは、最初にノックして芯を出しておくだけで、書くにつれてペン先が徐々に下がるため芯をペン先から出さなくても書けるというオレンズ(シャープペン)に近い機能です。クルトガスタンダードモデルからの改良点なのですが、せっかく金属パーツでがっちり固めているため、緩い部分に違和感を持ってしまいました。また、ペン先に芯を入れたまま(実際には少しだけ出ている)書くことに慣れていない私のような方は書いていてもしばらく違和感が付きまとうと思います。
ペン先のパーツに関しては、従来のクルトガスタンダードモデルのペン先も銀色の金属で高級感があり、段差の立体感が格好良いデザインだったため、この形状になってしまったのは少し残念でもあります。
オススメ度
どちらかというと、学生さんより社会人の方にオススメできる内容とデザインとなっています。通常色も綺麗ですが、限定色も大変綺麗でメルカリ等では定価よりも高く落札されている光景を目にします。興味を持たれた方は、限定色を見かけた際はぜひ購入してみてください。