今回は、ZEBRA(ゼブラ)から発売されているbLen(ブレン)を紹介します。
忙しい人向け 二言でわかる解説
ストレスフリーの仕組みが多め。
人気があり、限定色も出ています。
bLen(ブレン)とは
名前の由来は、ペン使用時に手がブレないことから来ています。
私がボールペンを使用する上で一番困っていた点がこのブレでした。
最近のボールペンは滑らかに書ける分、スラスラとペンが進んでいき、
書いた線がブレて、できあがりの文字が汚くなってしまうのです。
私は筆圧も強くないため、シャーペンやインクペンのようにゆったりとした線を書けず
漢字の直線を書きたいのに途中ヘロヘロな線が残ってしまっていました。
そのため、店頭でbLenを見た時は半信半疑ではありましたが、期待も大きかったです。
bLenの詳細なデータ
サイズ(長さ):14.36cm(直径1.18cm)
重さ:12.3g
カラーデザイン:
・通常色
■黒、■グレー、■白(白のみ黒、赤、青のワンポイントデザイン3種あり)
・限定色(0.5mmサイズのみ)
■ブルーグリーン、■ピンク、■バイオレット
■ネイビー、■スカーレット
■ペールブルー、■サルファイエロー
■ライトコーラル、■バーガンディ、■ショコラ
(※色は厳密なカラーではなく、近い色を表示しています)
本体の価格:150円+税
替え芯の価格:100円+税
芯サイズ:0.5と0.7の2種類
芯カラー:黒、赤、青
bLenの公式HP:https://www.zebra.co.jp/pro/blen/
ZEBRAのHP:https://www.zebra.co.jp/index.html
デザインオフィスnendoのHP:http://www.nendo.jp
使用感レビュー
ノック感
ペン先を出す時のノック感ですが、非常にスムーズです。
一般的なボールペンよりもこもったような音が「カチッ」と響きます。
安っぽさはなく、不快な音ではありません。この点もやはりbLenのコンセプトである
「筆記時のストレス解消」の考えを大事にしているためかと思います。
この筆記時のストレスとは、
の6点をZEBRAが提唱しています。今回のノック感は③に関係していますね。
この解消のために、brenで採用されているノイズフリー設計があり、
パーツの隙間をなくしてペン内部のブレを生じさせないようにしています。
グリップ感
brenはペン先端7mmがプラスチック素材になっており、
そこから後ろ2/5ほどがゴム素材のグリップになっていて
しっかりとホールドすることができます。
最初は気づかなかったんですが、ゴム部分に細い線(4箇所)が入っていて、
その線が2種類あります。1つは指をひっかけるゴムの溝になっていて、
もう1つは、プラスチックで小さな凹凸(溝ではない)となっています。
このプラスチック部分はゴム部分に比べると当然滑ります。
ノートやポケットにひっかけるタイプのノック式ボールペンなので、
多くの人はひっかける部分が上側に来るように持つかと思います。(右利き)
その形で持った時に人差し指がゴムの溝に、親指がプラスチック部分に当たります。
そういった細かい箇所の工夫が満足のいくグリップ感に繋がっています。
書き心地
肝心の書き心地ですが、結論を先に言うと追加で2本目買いました。
それくらい気に入りました。他のボールペンよりもブレが抑えられます。
個人的な感想ですが、100%のブレ抑制は残念ながら叶いませんでした。
しかし、80~90%くらいのブレの抑制を体感することができました。
ペン先に重心が置かれていて、ここでもブレを抑制する工夫がされています。
そのため、筆箱から出す時は軽く、持った時はある程度の重みを感じられます。
また、芯を内部でホールド(ダイレクトタッチ)できるように作られており、
ブレの抑制に貢献しています。
中芯をホールドできる形にしていることから、bLenの替え芯であるNCシリーズ(nc-0.5とnc-0.7)はbLenシリーズ専用の替え芯となっています。
brenのブレ抑制はペン先とペン内部の両方の観点からブレの発生を抑えており、
今までのボールペンにない特徴を持ったものになっています。
インクはZEBRAが開発したエマルジョンインク(水性インクと油性インクを混ぜたもの)で、書き味が軽く、かつ、しっかり書けるといった特徴を持っています。
エマルジョンインクに関しても油性と水性のいいとこ取りで文句なしですね。
デザイン
デザイン面では、bLenが2019年のグッドデザイン賞を受賞しています。
こちらのbLenは、KOKUYOのスタイリッシュなGLOOシリーズも手掛けた
デザインオフィスnendoが手掛けており、シームレス(継ぎ目なし)で
デザイン面からもストレスフリーに貢献する形になっています。
また従来のカラーだけでなく、限定色も新しく発売されていて、
ビジネス面からスクール面まで使用できるボールペンとなっています。