今回はPILOTから発売されているフリクションボールノックのレビュー記事となります
忙しい人向け 二言でわかる解説

公の書類には使っちゃダメ。

でも、使ってみると便利!
フリクションボールノックとは
今やボールペンの二代筆頭の1つとなりましたフリクションボールペンですが、その先駆けとなった製品です。従来ボールペンを消すには、砂消しゴムと呼ばれる専用の消しゴム(しかも、あまりよく消えません)を使用するしかなく、後に、修正液の進化として修正テープが登場しました。その次の段階としてボールペン単体で「書く・消す」が成立しているフリクションが登場してボールペンの歴史に新しい時代を刻みました。もちろん、摩擦等で消える可能性があるため、公文書等には使用できませんが、日常使いでは十分過ぎるほど使い勝手が良く、人気が続いています。フリクションボールノックは、ラバー部分で擦ると書いた文字が透明になるノック式のフリクションボールペンとなります。
フリクションボールノックの詳細なデータ
サイズ(長さ):14.6cm(直径1.11cm)
重さ:14g
カラーデザイン:
■ブラック
■ブルー
■レッド
■ブルーブラック
■グリーン
■ライトグリーン
■オレンジ
■ピンク
■ライトブルー
■バイオレット
インキ色:カラーデザインと同じカラーあり
価格:230円+税
芯サイズ:0.5mm、0.7mm、1,0mmの3種類
替え芯価格:
120円+税(1本)
300円+税(3本セット)
フリクションボールノックの公式HP:https://www.pilot.co.jp/products/pen/ballpen/gel_ink/frixionballknock/
PILOTの公式HP:https://www.pilot.co.jp
使用感
ノック感
クリップスライドノック方式が採用されており、クリップ部分がノックになっていて、クリップ部分を大きくすることでノックしやすくなっています。
ノック音は、やや大きい音で「カチッ」と鳴ります。力もほとんど要らず、片手で軽くノックすることができます。こもった音ではなく、外に響くような音です。
あまり確認することはないと思いますが、ペン先が出ているとノック部分付近の小窓(□が3つある部分)に蛍光色が見えるようになっています。だいたいはペン先を見て出しっぱなしかどうかに気づくと思いますが、さりげないデザインポイントとなっています。
グリップ感
グリップ部分はゴムのような堅い感触になっています。また、先端部分に点のような凹みが4つあり、滑り止めの役割を果たしています。これが6方向にあるので(計24個)、どの角度で持っても、この滑り止めが機能するように作られています。
先端部分はプラスチック素材で、よく見ると芯内部が見えるクリアブラックの仕様です。
このプラスチック部分とゴム部分の間には凹みがあり、指を引っ掛けやすく、より持ちやすい形状となっています。
書き心地
私は、ボールペンを長い間使っていたため、万に一つでも消える恐れのあるフリクションは長らく敬遠していたんですが、使ってみると普通のボールペンと比べても遜色ありません。
また、消える恐れがあると言われつつも、実際に消えたり掠れたりしているのを未だ見たことがありません。さすがに公文書等に書くのは避けていますが、提出された方もフリクションか普通のボールペンか見ただけで違いがわかる人はいないと思います。
フリクション機能ですが、言うまでもなく大変便利です。これ数色持っていたら修正テープが不要になってしまうんじゃないかと思ってしまうぐらいです。綺麗に消すには、消したい部分に「温度を伝える」ことを意識して使うと消しやすいです。
最初はフリクション部分が透明なので消すたびに汚れて黒くなっていくのかと思っていたんですが、そんなこともなく未だに綺麗です。少し汚れても拭き取ればすぐに綺麗に戻ります。
消しても消しカス等のゴミが出ないため、手帳への書き込みにも適しています。
非の打ち所がないですが、インクの替え芯は120円+税と少し高めに設定されています。
インクは水性のインク(ゲルインキ)で滑るような書き心地です。とてもスムーズに書けて重みはないですが、もし滑りすぎて失敗しても簡単に消せるので問題ありません。
デザイン
デザインはこれ単体で見ると一般的なボールペンのデザインを良くした感じで見えて結構良いのですが、同製品の「フリクションポイントビズ」等と比較してしまうと、若干チープさが目立ってしまいます。金属パーツが使われていないためです。その分価格が抑えられているので、コストパフォーマンス面は抜群・・・一長一短ですね。
オススメ度
一本持っておいて損はないです。